エビの話

サンゴサラサエビとハーレクインシュリンプ

ロブスター

年が明けてから既に十日ほど経ってしまいましたが、皆様新年明けましておめでとうございます。
2013年もどうぞよろしくお願い致します。
ハワイでも新年はおせち料理を頂きます。
本当は自分で作ることができればよいのですが、我が家は毎年とあるところで購入しています。
そのお節の中に、エビとロブスターが入っていました。
そこで今回は、このエビのお話です。
 
一般的に”エビ”と呼ばれているのは、節足動物門、甲殻亜門、軟甲網、十脚目に属する生き物のうち、ヤドカリとカニの仲間を除いたものです。
英語で日本語の”エビ”に当たる単語は3つあり、大きさで使い分けられています。
車エビくらいの大きさのものは“prawn”、それより小さいものは“shrimp”、車エビより大きく伊勢エビくらいの大型のものは“lobster”になります。
しかしレストランでは、車エビ程度の大きさのてんぷらでも大抵”shrimp tempura”といわれているので、実際には“shrimp”と“prawn”の違いは結構曖昧なのではないでしょうか。
 
エビといえばやっぱり一番の特徴は殻ですね。
この殻はキチン質でできています。
体は頭胸部と腹部の2つに分けられ、頭胸部には全部で13対もの付属肢が付いています。
付属肢は前から2対の触覚、大あご、2対の小あご、3対の顎脚と5対の歩脚となっています。
ちなみに、ロブスターやザリガニの持つハサミは第一歩脚の先がハサミのようになって大きく発達したもので、主に敵の威嚇のために使われます。
 

東京生まれ、東京育ち。幼少の頃、家族で夏を海辺で過ごすことが多かったおかげで海の生き物に興味を持つ。当時の愛読書は学研の海の生き物図鑑。遊園地よ りも水族館が好きだった(現在も)。日本で某理系大学卒業後しばらく社会人生活を送っていたが、観光で訪れたミッドウェイ環礁で出会った研究者達に触発さ れ、復学を決意。海洋生物学を学ぶためハワイ大学に編入。卒業後大学院に進学し、結婚・出産後も子育てしながら学生生活を満喫中。専門は海藻、特にハワイ のアオウミガメの食べる海藻について研究中。プランクトンからクジラまで、大好きな海の生き物たちの話を皆様とシェアできたらと思っております。


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